世界のジュゴン

 ●タイのジュゴン         
タイのジュゴン

 先日、サンフランシスコ州立大学のハインズ教授とMangrove Action Project(MAP)のJim Enright氏よりのタイのジュゴンに関する情報です。
約30頭のジュゴンがTran県で確認されたとのことです。また、別に見つかったジュゴンの死体は、実はオス同士のケンカに起因しているのではないかとの考えが一時あった様子です。その後、タイの研究者によると、そのようなことはおこらないとのことでした。さらに、タイの新聞が伝えている興味深い点は、タイではジュゴンを故意的に殺すと、罰金または禁固数年の罰せられるそうです。

  

バンコクポスト 2003年2月

 保護希少種ジュゴン、カワゴンドウが、藻場が良き定住地を与えるTrat珊瑚礁沖で発見された。30頭のジュゴンが、豊富な海洋生態系のあるこの東部の地区の海岸沖で発見された、と漁業当局が述べた。
地区の漁業当局Jumphon Sa-nguangsinが、Muang地区のBan Laem KladとBanMai Roodの藻場付近で海牛と呼ばれる希少海洋種(ジュゴン)を調査によって発見したと述べた。
1ダース(12頭)以上のカワゴンドウが同地域で発見された。両種とも1992年の野生生物保護法によって保護されている。

 ジュゴン(タイ語でphayoon)はアンダマン海、主にKrabi,Phang-ngaとTragでも発見された。カワゴンドウはSongkhla湖でも発見された。
Jumphon氏は、Trat沖はマングローブの森、珊瑚礁、藻場とまだ素晴らしい景観の島があると述べた。研究者はジュゴンの個体数を調査し、それらを殺したり、消費するような傷ついた神話(ジュゴン)に対抗する情報キャンペーンを立ち上げた。
 ジュゴンを殺すと最高40,000バーツ(1バーツ=2.84円、約113,600円ー物価水準を考慮するとその5ー10倍の価値)か最高4年の禁固刑が科せられる。



バンコクポスト 2003年2月16日
ジュゴン死体で発見

 Trang発ー250gのオスのジュゴンHat CHao Mai海岸で死体で発見されたーこれは他のジュゴンによって殺されたと思われる。
 Hat Chao Mai国立公園のPrayoon Srisuwan氏は、この生物(ジュゴン)は打撲が体い見いだされ、結婚の季節(発情期)であることから、他のジュゴンとの争いで殺されたかもしれない、と述べた。
 この死は漁師の仕業によるものでも、牙が折れていないので網での漁獲によるものでもなかった。漁師はもし網にかかれば、普通小さな牙を折る。






イラスト:益山典子さん

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