アースデイ2011に参加します

        4月23,24日(土、日) 10時から17時  代々木公園イベント広場 16ブースです

        お立ちよりください! できれば、いろいろ手伝っていただければありがたいです。
            (23日の搬入は7時半から8時半;24日の搬出は18時から20時です。)

東日本大震災と大津波、それにつづく福島第一原発の事故による放射能の大量排出という災いのなかでのアースデイです。鎖を切って一人荒れ果てた街並みを行く犬。強い放射能に汚染された雪にうたれ、汚染された泥水を飲む犬の姿に、身寄りをなくされた多くの方々の痛み、故郷を失うことになるだろう住民のこれからが重なります。

『犠牲』と『ごまかし』ということばが、原発に初めから終わりまでつきまといます。アメリカやオーストラリアでウラン採掘に使われる先住民。ウラン鉱山の「ぼたやま」を吹く風、しみだす水が先住民居留地の子供たちをも放射性障害で苦しめている。核燃料の輸送、原発の運転や定期検査に携わる労働者の被爆は大変な数になります。使用済み核燃料の廃棄にも周辺住民や自然の犠牲が伴います。原発は事故がなくても、海や地域住民、原発に係る労働者の犠牲のうえになりたちます。無視されてきたこのような犠牲が、「強い日本」の下敷きだったのです。原発の「安全神話」がようやく崩れたといわれながら、まだ、テレビや大新聞にでる「専門家」たちは、「安全、安全」の繰り返し。福島とおなじように危険極まりないほかの原発も運転をやめない。こうした『ごまかし』が、これからながく子供たちを苦しめ、生き物たちの輪をずたずたにしてゆくことでしょう。

『犠牲』と『ごまかし』の上に成り立つ偽りの繁栄はもうたくさんです。何世代にもわたるだろう放射能被害により、住むことのできなくなった土地、海。そこでも、いきものたちは生と死のめぐりをひたすら続けるでしょう。『犠牲』も『ごまかし』も知らない彼らです。それぞれの命で、互いに養いあい、補い合う生き物たち。大地、海を、それぞれがいきている場所をなにより大事にする彼らから、いまこそ学び始めるときではないでしょうか。